うぺのえーあい競艇日記

いわゆる"AI"を使った競艇予想を書いたりする。ただの競艇好き。機械学習で儲けようといった気持ちはそんなにない(勝てたら嬉しいけど)。機械学習は強力だけど苦手な部分も多い子なので、そこを我々人間が補ってあげて、二人三脚で歩んでいけたらいいなと思っている。繰り返してですが、ほんとただの競艇好きです。世の中の人がもっとみんな競艇好きになったら嬉しい。

【モデル性能情報】モデルから見るイン逃げ舟券考察〜その弐〜【スロー優勢・ダッシュ優勢推定との関連】

☆この記事は以下の記事の続きです。

kohilinus.hatenadiary.com

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こんにちは、うぺです!

前回は1号艇に関する推定値からイン逃げ舟券考察をしましたが、こちらではスロー優勢・ダッシュ優勢に関する推定値からも考察を加えていきます。

スローとはなんぞや?ダッシュって??

という方はこちらの本家サイトをどうぞ!

○スロースタート
LEVEL.2 スロースタート | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト


ダッシュスタート
LEVEL.2 ダッシュスタート | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト


本当にボートレース協会頑張ってるなあと思う!見習おう!!


さて、みなさん「スローとは」「ダッシュとは」がわかったところで、さっそくモデル考察に行きたいところですが、、、その前に!!
1号艇が負ける展開について考えてみようと思います。


敗北が最大の師である。

と、誰か偉い人が言ってた気がする(・A・)

1号艇が負ける時あるあるはだいたいこんな感じ。

  1. 自身のスタート遅れ → 2・3コースからの差し・まくり
  2. 自身スタートおっけーだが、2・3コーススタート遅れの中凹み → 4・5コースからの差し・まくり

1はもうしょうがない!上手い選手でも遅れるときはあるし、スタート決めてくれーと祈るばかり。
ただ、前付けがあったり、シリーズ初日だったりとスタート感が難しそうなレースを避けないといけない!

2のパターンがなんかもうやるせない気持ちにになるよね。
もし僕が1号艇に乗ってて中凹み展開になったら、「せっかくのワイの勝点チャンスどうしてくれんのやああああ」ってやけくそになりながらワンマーク握るしかない。

と、ここが重要なポイント。

つまり!!

2・3コースが弱いとインは逃げられない!!(よく2コースが壁にっていいますよね。)

つまり!!(2回目)

スロー優勢のレース = 内枠に強い選手が多い(外枠が弱い) = イン逃げが決まりやすい?
ダッシュ優勢のレース = 外枠に強い選手が多い(内枠が弱い) = イン逃げが決まりにくい?

のでは?

では、ここでスロー優勢・ダッシュ優勢の推定値を見ていきましょう!!

スロー優勢推定値における1着分布

推定確率 / 艇番 0-0.1 0.1-0.2 0.2-0.3 0.3-0.4 0.4-0.5 0.5-0.6 0.6-0.7 0.7-0.8 0.8-0.9 0.9-1.0
1 23% 36% 36% 42% 43% 47% 46% 49% 54% 60%
2 0% 16% 13% 12% 17% 14% 15% 16% 15% 15%
3 31% 7% 12% 10% 13% 13% 12% 12% 12% 12%
4 31% 25% 20% 15% 15% 13% 14% 13% 9% 7%
5 15% 8% 8% 16% 8% 7% 8% 7% 7% 4%
6 0% 8% 12% 5% 4% 6% 4% 4% 4% 2%
出現回数 13 61 104 212 308 449 702 1070 1959 3637

ダッシュ優勢推定値における1着分布

推定確率 / 艇番 0-0.1 0.1-0.2 0.2-0.3 0.3-0.4 0.4-0.5 0.5-0.6 0.6-0.7 0.7-0.8 0.8-0.9 0.9-1.0
1 60% 53% 49% 46% 47% 43% 42% 35% 37% 23%
2 15% 15% 16% 15% 15% 16% 12% 14% 16% 0%
3 12% 12% 12% 12% 13% 14% 10% 12% 6% 31%
4 7% 9% 13% 14% 13% 15% 15% 20% 24% 31%
5 4% 7% 7% 8% 7% 8% 16% 8% 8% 15%
6 2% 4% 4% 5% 6% 4% 5% 12% 8% 0%
出現回数 3642 1951 1068 708 453 303 212 103 62 13


まあ、当然といえば当然なのですが、スロー推定値が高いほど(正相関)、あるいは、ダッシュ推定値が低いほど(負相関)、1号艇1着割合が高くなっていますね。
双方の結果が対照になっているのは、結局同じもの(スロー優勢が否ならダッシュ優勢)を学習しているからですかね。

下にそれぞれの推定値と1号艇1着推定値の散布図を示します。
赤マルが1号艇が1着だった場合、青バツがそれ以外の場合。評価データの内800レースサンプリングして表示してます。(全部やるとぐちゃぐちゃで何がなんだかワケワカメ)

f:id:kohilinus:20180330232240p:plain
☆スロー優勢(横軸)x1号艇1着推定(縦軸)

f:id:kohilinus:20180330232209p:plain
ダッシュ優勢(横軸)x1号艇1着推定(縦軸)

グラフからわかることを挙げると、

  • スロー優勢でも、1号艇の推定値が低いと勝てない(グラフ右下が青バツだらけ)
  • スロー優勢が0.7を下回るとちょっと勝ちづらくなる、、、?
  • スロー優勢が0.8を下回ると、1号艇1着推定値による予測が効かない、、、?(高くても低くてもまばらに赤マルと青バツが分布している)

やはり、基本は1号艇1着推定値で見て、念の為スロー優勢もチェックするという具合かな。
もしスロー優勢が低ければ見送るとか。

まとめ

  • スロー優勢・ダッシュ優勢は同じもの!!どっちか見ていれば良い。
  • スロー優勢を過信するな!!1号艇の腕がなければ逃げ切れない!!
  • スロー優勢が0.8を下回った時はイン逃げ不安要素有り!!

次回は、2コースの壁について考察していくぞい。

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